所長:阿久津邦男
出身:茨城県古河市
グロ-バル社会と言われ,地球規模で経済活動,人の移動が展開される時代となりました。地球は一つという考えに国際社会が移行していく過渡期と思いますが、いまだ国際紛争が各地で有ります。
日本では,災害後の復旧,税と社会保障の一体改革,財政的には赤字国債の増加と,今後の日本国民の方向性が懸念されています。デフレ経済の建て直しの掛け声が発せられ株価等も上昇したところです。しかし,社会,経済の変化が激しく変化に乗り遅れると急激にマイナスになります。労働市場においても二極化現象が現れています。500年サイクルで世界の歴史は動くといわれています。20世紀の植民地支配から解放され,世界人口の大半を占めるアジアの時代といわれています。後進国の経済成長を維持しバランスのとれた国際社会を形成していかなければなりません。
今,日本では少子高齢化の時代です。50年後の人口動態も予測されております。年金,医療,介護,子育て等福祉の充実を国民が求めております。女性の社会進出が求められ生活様式も変化しております。しかし,日本は借金国であり,世代間の税負担等を考慮すると財源が見つからない状態です。福祉だけでは生きていけない時がくると思います。
思想体系をみても自由と無責任の時代で,複雑多岐であり均一化の出来ない多種多様の時代であり,自分の存在感を実感するのには特異性を持たねばなりません。
このような時代に,人間,動物,植物,森羅万象の成りたちを考え,根本である,衣食住,文化を見据え,役に立つ行動をすべきと思います。
21世紀の生き甲斐のある生活を目指すには,会社の役割を,使命を,充分熟慮し方向性を間違わないように常に状況判断をしなければなりません。
21世紀初頭の変革期と思いますが,宇宙は常に生成発展していることを認識し,後世に禍根を残さないように自分,会社の役割を充分に果たさなければならないと思います。
このような地球,社会,経済,経営環境の変化の中での経営努力の結果,経営成果に格差が拡がっています。弛まざる成長の為にもなお一層の創意,工夫,努力が必要と思います。
企業の目的は、宇宙環境、社会環境とマッチングし、世界の人々を幸せにする、ニ-ズを考慮しながらの利益追求であります。その目的を達成するためにはPlan(計画)Do(実行)Check(反省,チェック,監査)Action(行動)という経営サイクルを充分に検討,考える必要が有ります。
未来の繁栄を築く為に,ともに歩んでいければと思います。
志、創意、工夫の成功は企業の繁栄を導く!